こんばんは、億持ってない億男です。
新型コロナウイルスに翻弄される日々ももう2年。
いい加減うんざりしてきたという方も多いことでしょう。新型コロナウイルスが世界中で流行したことで、いろいろなことが変わりました。
日常生活だけでなく、お金に関することも様変わり･･･。
例えば、このブログでもご紹介した原油価格の高騰やミートショック、ウッドショックも新型コロナウイルスの影響によるものといわれています。
そして、新型コロナウイルスの影響を間接的に受けて今、価格が高騰しているのが、中古車です。
「え?中古車の価格?」
と思ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、どうして中古車価格が上がっているのかをご紹介していきたいと思います。
新型コロナウイルスの影響が間接的に中古車価格に影響している?
新型コロナウイルスと中古車の価格。
あまり関係がないように思えますが、どうしてなのでしょうか。
まず、世界的な半導体不足。自動車の製造には半導体が必要なのですが、今は半導体が不足しています。ですので、新車の生産台数が制限されてしまい納車が遅れているのです。 トヨタ自動車などの大手自動車メーカーも工場の一部を停止しており、新車の生産台数が世界的に落ち込んでいます。
「できれば新車が欲しいのよね」
と思っている人も、納車が何カ月も先になる･･･なんて言われたら「なら中古でいい」となってしまうもの。新車の納車は通常1カ月から三カ月程度ですが、今、車種によってはもっと待たされることがあると言われています。
自動車は、生活の足という方もいらっしゃいますし、車検の問題もありますので待てる時間には限界があります。
となると、どうしてもすでにものがある中古車に需要が集まってしまうのです。
中古車には、当然、相場というものがあります。
もちろん、販売店によって価格は異なりますが、それでも車種によって相場があるもの。ですが、その相場が全体的に上がってしまっているのです。それは、需要と供給のバランスが崩れてしまっているからです。
今までは、中古車の魅力は「新車より価格が安い」ことが最大の魅力ということもできましたが、今は、新車より速く納車される・・・というのが中古車の魅力として需要が高まっているのです。
新型コロナウイルスの自粛でも車が人気に?
新型コロナウイルスが流行し始めてから、密を避けること。人ごみを避けることが感染しないため、させないためのポイントとなりました。
となると、電車やバスなどの公共交通機関はどうしても密になってしまうため「避けたい」と考える人が増えることになります。
確かに、自動車での移動は、一人で移動できる上に、自動車は個室のようなものですから足しから感染のリスクは低そうですよね。一緒に乗る人を限定すれば、他人と密になる公共交通機関よりずっと安心感があるのも事実です。
そして、リモートワークが進んだことで、自宅では落ち着かないと自動車をテレワークオフィスにするという動きもありました。つまり、新型コロナウイルスが流行した世の中で、自動車というパーソナルスペースは、安心安全で便利なアイテムだったのです。
ソロキャンプも流行していますし、やはり、コロナ渦では、自動車はとてもよいアイテムといます。
新車の納車遅れで需要が高まった中古車が、密をさけるため、家族などで移動するため･･･そして、テレワークオフィスにとしても使えるとなれば、ますます人気が出るのは言うまでもないことです。
中古車価格は10年で最も高い水準に
このような様々な要因が重なって、今、中古車の価格は10年で最も高い水準で推移しています。
人気がある車種に関しては10％程度価格が高くなっているそう。100万円が相場だった自動車が、今は110万円程度が必要ということになります。
自動車を売るなら今が好機といえそうですが、車を購入したいという方は、もし可能なのであれば半導体不足が落ち着くまで様子を見るという方法もありそうです。
新車価格は、今までより高くなっているというわけではありませんが、半導体不足や物流がひっ迫しているという理由で、納車が遅くなってしまうので「待てる」という方は、新車を購入するのもいいかもしれません。
まとめ
今回は、新型コロナウイルスの間接的な影響で中古車の価格が今、上昇しているという話題でした。
新型コロナウイルスの影響で、様々なものの価格が変化していますが、中古車は価格が上がっているもののひとつです。
世界的な半導体不足や物流のひっ迫、そして、コロナ禍での自動車の需要の高まりなどが原因と言われています。
新車に関しては、価格は同じですが、納車に時間がかかってしまうというのが現状と言われています。
車を売るなら今が好機ですが、中古車を購入するという場合は価格をよく見て検討するようにしましょう。