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雹やあられの被害で車に傷がついたら・・・?自動車保険は使えるの?

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こんばんは、億持ってない億男です。

6月の上旬に、埼玉県や千葉県で大きな雹が降ったとニュースなどで報じられました。

雹とは、直径5mm以上の氷の粒のことで5mm以下の場合はあられと呼ばれます。自然現象ですから、仕方のないこと・・・ですが、今回降った雹はとても大きく、中にはゴルフボール大の雹もあったと言われています。

雹は氷の粒ですから、当然固くそんな大きな氷が落下してきたら自動車に傷がついたりへこみができてしまうのも無理のないことです。

「もし、突然雹が降ってきて愛車がボコボコになったら・・・」自動車保険は利用できるのでしょうか。

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雹やあられの被害をカバーできるのは車両保険

雹やあられの被害を自動車保険で補償するためには、車両保険に加入していることが条件となります。

任意保険の車両保険に加入していれば、雹やあられでついた傷やヘコみの修理代金はカバーされますが、任意保険に加入していても車両保険をつけていない場合は、補償の対象にはなりません。

車両保険とは、車両の損害を補償する内容の保険です。任意保険に加入している人でも車両保険はつけていないという人もいます。

一般的に任意保険は、対人対物補償や同乗者傷害などがメインですが、車両保険をつけてより手厚い補償内容にするというもの・・・「車の傷は保険に入らなくても良い」と考えて車両保険に入らずに保険料を節約するという人もいます。

ですが、車両保険に入っていない場合は、今回のような雹やあられの被害を受けた場合でも車体の損傷は補償されません。雹やあられの被害だけでなく、落雷、台風、雪害なども車両保険でカバーできるケースがあります。

ここで、注意したいのが保険の等級です。車両保険を利用した場合は例え事故などではなくても等級が下がってしまうケースもありますし、契約内容になっては免責金額が設定されていてその免責額分は自己負担なとなってしまうことがあります。

雹やあられの被害を回避できるのか

突然、降ってくる雹やあられ・・・もちろん、天気予報である程度「可能性があるか」は判断できるでしょう。もちろん、大きな雹が降ってきてもコンクリートなどで作られた屋内の駐車場に止めていれば被害はほとんどないでしょう。

ですが、どのくらいの大きさの雹がいつどこで降るのかを正確に予想できる人はまずいないでしょう。そして「雹が降りそうだから」と車を立体駐車場などの建物内に避難させる人もまずいません。というか現実的にはそれは不可能です。

車は移動のための手段ですから、どこで雹やあられの被害を受けるかは解りません。

大きな雹に見舞われる可能性はそれほど高くはないのかもしれませんが、その被害を事前に察知して回避するというのは至難の業であるといわざるを得ません。

車両保険に加入するべきなのか

ここで検討したいのが、そもそも車両保険に加入しておくべきなのか・・・という問題です。

自動車は財産でもありますし、考え方はそれぞれです。対人対物補償などは任意ではありますが必ず加入しておきたい補償です。ですが、車両保険に関しては、自動車の状態や資産価値などを考慮した場合に「加入するかどうか」を個別に判断したいポイントです。

すでに車がとても古く傷やへこみがたくさんあるのに、車両保険に加入する意味はあまりないかもしれません。ですが、まだ新しい車の場合やローンが残っているという場合は車両保険には入っていた方が安心です。

車両保険は保険料も高く毎月の支払いは、車両保険の有無でかなり変わってきます。節約のために車両保険には入らないという考え方も間違いではありません。

ですが、今回のような雹の被害などを考えれば、車両保険は入っていた方が安心・・・他にも自然災害だけでなく自動車事故の相手が無保険だった場合や、自損事故でも車両保険でカバーできるというケースもあります。

いろんな考え方がありますが、自然災害を想定するのであれば車両保険に加入しておいたほうがいいかもしれません。

ただし、地震や津波の被害に関しては多くの車両保険で特約をつけなければ補償されなくなってしまうので注意してください。

まとめ

今回は、雹やあられで自動車が被害を受けた場合に「自動車保険で修理費用をカバーできるのか」についてのお話でした。

自動車保険で雹やあられの被害をカバーできるのは、車両保険のみです。車両保険をつけていない場合は、自動車保険で雹やあられの被害を補償することはできないため自分で修理費用を負担するしかありません。

雹やあられの被害は、事前に察知して回避することが難しいのが現実です。

磁土不測の事態から守るために車両保険に入っておくと安心ではありますが、車両保険は保険料が高く、対人対物補償のように「絶対に入っておきたい」というケースだけではないのも事実です。自動車の状態などによっては省いた方が節約できるというケースもあります。

難しい判断ではありますが、不測の事態から車を守りたい・・・というのであれば、車両保険に入っておくと安心ではあります。