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低解約返戻金型終身保険で貯める

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こんにちは、億が欲しい億男です。

昔は保険=貯金というイメージがあったため、保険を使ってお金を貯めている方が非常に多くいらっしゃいました。

しかし、低金利が続く現在では、保険会社が提示している利率も低下し、保険料は実質値上がりしている状態で昔のような条件の良い保険は販売されなくなりました。

利率の良い外貨建ての保険を販売していますが、仕組みが複雑で分かりにくく、募集人の説明不足によるトラブルが続出している状況・・・。

もはや保険を使ってお金を貯めることは難しいのかと嘆いている方のために、今回は低解約返戻金型終身保険に加入してお金を貯める方法を紹介していきます。

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1.低解約返戻金型終身保険でお金を貯める

低解約返戻金型終身保険とは、保険料を払い込んでいる期間中に解約した場合に受け取れるお金(=解約返戻金)を少なくした終身保険のことです。

そもそも終身保険は、特定の年齢まで保険料を支払っていき、払い込みが終わると一生涯の死亡保障を得られる保険。一定期間が過ぎたあとに解約すると、支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れるため、貯蓄の手段としても活用されてきました。

従来の終身保険は、保険料の払い込み期間中に解約すると、支払った年数に応じた解約返戻金を受け取れますが、低解約返戻金型終身保険はその額が7割ほどに抑えられています。

つまり、途中で解約した場合のペナルティが大きくなった終身保険です。

しかし、保険料を決められた期間まで払い込んだあとは、解約すると支払った保険料の総額以上の解約返戻金を受け取れます。

2.メリット①返戻率が高い

返戻率とは、支払った保険料の総額に対して、受け取った保険金または解約返戻金の額の割合をいいます。

低解約返戻金型終身保険は、保険料を支払ったあとの返戻率が高く設定されているため、貯蓄として使えるのです。

例えば、オリックス生命の終身保険RISEで以下の条件で試算をします。

● 契約した人の年齢:30歳(男性)
● 保険金額:500万円
● 保険料払込期間:20年払済

結果は以下の通りとなりました。

● 月払保険料:16,100円
● 保険料払込合計額:3,864,000円
● 保険料の払込が終わった直後の解約返戻金:4,068,100 円
● 返戻率:105.2%(4,068,100 円÷3,864,000円)

つまり、

30歳の男性が20年間、毎月16,100円を払うと合計で3,864,000円の保険料

払込が終わった直後に解約すると4,068,100 円の解約返戻金が受け取れる

保険料を支払っている途中で亡くなると残された家族に500万円の保険金が支払われる

保険料の払込が終わると、積み立てたお金を保険会社が運用することで、解約返戻金がさらに増加していきます。

このため、支払った保険料よりも多くのお金を受け取れるケースが多いのが低解約返戻金型終身保険のメリットです。

4.デメリット①途中で解約すると元本割れする

保障と貯蓄性を兼ね備えた低解約返戻金型終身保険ですが、保険料を払い込んでいる途中で解約すると、大きく元本割れする点が最大のデメリットです。

低解約返戻金型終身保険の保険料は、最低でも15年以上支払う必要があるため、転職での収入の減少や、子供の教育費などの支出の増加など、解約のリスクは多く存在します。

保険料の額は、1万円を超えることもあるため、保険料をずっと支払っていけるのかを契約時にしっかり考えなければなりません。

5.デメリット②インフレすると損する可能性がある

保険料を最後まで払い込むと、支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れる点が魅力的ですが、それ以上に物価が上昇していると損する可能性があります。

先ほどの試算結果では、解約返戻金の額が支払った保険料の約105%に増えていましたよね。

例えば、保険を契約した時の物価と比べて、保険料の払込を終える20年後の物価が110%に上昇していたとしましょう。解約返戻金の額が105%に増えていても、物価が110%に上昇していると、価値が目減りしていることになるのです。

金額が増えていても、価値が減っている可能性があるということです。

6.まとめ

今回は、低解約返戻金型終身保険について解説してきました。外貨建ての保険に比べて仕組みが単純ですので、理解しやすい上に、効率的にお金を貯めることができます。

ただし、デメリットは存在します。途中で解約すると、元本割れを起こすだけでなく、保険料を最後まで支払っていても、価値が目減りしている可能性は把握しておかなければなりません。

1つの保険で保障を準備しつつ、資産形成もできるため、興味がある方は一度試算をされてみてはいかがでしょうか。保険会社のホームページから簡単に試算ができるものも多くあります。

自分で投資をするのはなんだか怖いけれども、少しでもお金を増やしたいという方は、検討する価値ありです。