こんばんは、億持ってない億男です。
大手企業が早期退職者を募集しているというニュースを耳にしたことはありませんか?
もちろん早期退職と言ってもいわゆるリストラではなく、自らの意思で退職するというもの。ですから、前向きな退職ということになります。
中には入社して間もない頃から「いつか、早期退職して自立したい･･･」という人生設計を考えている方もいらっしゃるかもしれません。
今の時代、働き方は多様。そして、これからもっと多様になっていくことでしょう。
ひとつの会社に長く勤めることだけが働き方ではなくなっていますから、その分、選択肢も多くなっているということでもあります。
では、早期退職にはどんなメリットがあるのでしょうか。今回は早期退職にスポットを当てて見たいと思います。
早期退職とは
早期退職とは、正式には「早期優遇退職」というもので、企業などが有利な条件を出して労働者に退職を促し、合意の元で労働契約を終了することです。
経営状態が悪くなった企業がリストラの一環として行うことが多いので、あまりいいイメージを持っていない人も多いかもしれませんが、一方的に解雇されるというわけではなくあくまでも労働省が自らの意思で会社を退職することを指しています。
定年を迎える前に退職する代わりに、退職金などの条件がよいこともありますし、労働者にとって必ずしも悪い選択ではありません。
早期退職のメリットとデメリット
定年を迎える前に退職する早期退職ですが、もちろん、メリットとデメリットがあります。
早期退職のメリットとしては
・割増退職金
・再就職支援
・第二の人生をスタートさせることができる
・会社都合退職
・自分の時間がもてる
が上げられます。
まず、早期退職の場合、会社側が労働者に対して有利な条件を提示することが多く、退職金が割り増しされることもあります。また、場合よっては再就職支援も受けられますし、退職理由は会社都合となりますので、失業保険などの条件もよくなります。
そして、ここが一番のメリットと感じる方も多いと思いますが、定年を迎える前の現役世代の段階で退職することでアーリーリタイヤも可能ですし、自立して新しいビジネスを始めるきっかけにすることもできます。
特に、若い頃から自立を考えている人にとっては早期退職して自分の会社を興したり、自分の店を構えたりする夢が叶うという点は大きなメリットと言えそうです。また、退職することで今まで出勤していた時間がすべて自分の時間になるので、プライベートタイムをしっかり確保できるようになります。
ですが、もちろんメリットばかりではありません。早期退職のデメリットとして考えられるのは
・安定要素がなくなる
・厚生年金
・出費が増える可能性がある
です。
まず、早期退職をすることで会社員としての安定した給与という要素がなくなります。
新型コロナウイルスのような感染症の流行や自然災害などの突発的なことが起こったときに、守ってくれる会社という存在がなくなってしまうのはデメリットといえます。
そして、厚生年金から国民年金に切り替わるので年齢を重ねた後に貰える年金額が大きく減少する可能性がありますので、長期的なマネープランをしっかりと立てておく必要があります。
また、今までは社会保険だったものが、国民健康保険になりますので支払う保険料が値上がりするケーキも考えられます。国民健康保険の料金は前年度の収入に対してかかってくるので退職のタイミングによっては高い国民健康保険料を支払う必要が出で来るケースもあります。
再就職がすぐに決まるとも限りませんし、新しいビジネスが上手くいかないかもしれないという不安定な要素もあります。
早期退職をするときに確認するポイント
ここまで、早期退職のメリットとデメリットについてご紹介してきましたが、早期退職を考えているなら以下の項目に関してはしっかりと確認しておくのがオススメです。
・自分の資産
・今後の計画
・退職金の金額と支払い方法
・必ず誰かに相談する
です。
まず、預貯金や不動産などの資産やローンや借金などの自分の資産状況の確認をしっかりとしておきましょう。そして、その上で今後の計画･･･再就職をするのか自立するのか、それともアーリーリタイヤをするのかを考えましょう。
そして、退職金の金額や支払いの方法も確認ポイントです。
最後に、早期退職は人生の中でも大きなターニングポイントになりますので、必ず誰かに相談するのがオススメ。家族や友人に相談しにくいようであれば、FPに相談するのもオススメです。
まとめ
今回は、早期退職についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
早期退職のメリットとデメリットを把握した上で、後悔のないよう長期的なビジネスプランとマネープランを考えるようにしましょう。
早期退職はメリットもデメリットも決して小さくありませんので、ひとりですべてを決めるのではなく誰かに相談するほうがよさそうです。