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入院保険の支払い限度日数と180日ルールについて解説します!

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こんにちは、億持ってない億男です。
病気や怪我は誰にでもある生きていく上でのリスクです。

万が一のときの経済的な負担を軽くするために加入するのが「入院保険」です。入院保険には、入院したら一時金がもらえるタイプや、入院1日あたりの給付金が出るタイプなどがあります。

今回は入院したら1日あたり○○○○円という給付金が出るタイプの入院保険の「支払い限度日数」と「180日ルール」についてお話ししたいと思います。

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支払い限度日数とは?

入院保険とは、事故や病気で入院が必要になった場合に、その経済的負担を軽減する保険です。補償対象となる期間中に病気や怪我で入院したら、契約内容に基づいて毎日一定の保険金が支払われます。しかし、この入院保険の支払いには「支払限度日数」という制約が存在します。簡単に言えば、保険会社が支払う保険金の日数に上限を設けていることを示しています。

支払限度日数は、一つの疾病や怪我に対して保険会社が支払う日数の最大値のことです。例えば、支払限度日数が120日の保険契約であれば、その疾病や怪我による入院については120日分までは給付金が支払われます。ですが、それ以上の日数を入院しても保険金は支払われません。

ここで言うひとつの入院とは、多くの場合「前回の退院から180日以内に再入院した場合はひとつの入院」となります。例えば1回目の入院が1月1日から10日であった場合で、2月1日に再度同じ病気で20日入院したら、180日の期間が開いていないので計30日間の1回の入院となり、支払い限度日数の残りは90日(支払い限度日数が120日の場合)となります。

原則として別の病気や怪我であれば、支払い限度日数も別カウントとなりますが、契約によっては違う病気や怪我でも180日開いていない場合はひとつの入院とされる保険もあります。

また、がん保険などでは支払い限度日数が定められていないタイプのものもあります。一般的には、入院保険の場合、支払い限度日数が60日・120日・180日のものが多い印象です。

支払い限度日数はどうしてあるの?

入院保険に、支払限度日数に注意が必要な理由があります。

長期間の入院が必要となる疾病や怪我に対しては、保険会社側が予想以上の損失を被る可能性があるからです。長い入院が必要な疾病に無制限に保険金を出していたら保険会社の経営に影響する可能性も否定できません。

近年では入院日数は短くなる傾向にはあるものの、入退院を繰り返すケースも珍しくないためこのようなルールを設けているのです。保険会社はボランティア企業ではありませんから、経営という観点からこのようなルールを設けるという側面はあります。

ただし、保険金を受け取る側からすれば、この支払い限度日数は無視できない問題です。入院日数が長くなった場合には入院保険が貰えない期間が発生するかもしれないからです。ですので、入院保険を選ぶ際には支払限度日数を確認し、自身の健康状態やライフスタイルに合わせて適切な保険を選ぶことがとても重要です。
また、既に入院保険に加入している場合は、定期的に契約内容を確認し、支払い限度日数な特約などを必要に応じて見直すことが求められます。

180日経過したら新しい入院としてカウントされる

180日ルールとは、前回の退院から180日経過しない入院はひとつの入院とみなされるもの。そして、支払い限度日数を超えた場合、180日経過すれば入院日数がリセットされるというものです。

このルールは、同一の病気やケガでの、再入院について保険金を受け取る条件ともいえます。具体的には、一度支払い限度日数を超える保険金の支払いを受けた場合には、同一の疾病やケガで再度入院すると、前回の退院から180日以上経過していることが必要というものです。そしてこの「同一」とは、保険会社の基準で「同一の病気やケガによる再入院」と「新たな病気やケガによる入院」を区別されます。

例えば、骨折で入院し、退院後すぐに同じ悪化して再入院した場合、それは保険会社から見れば「同一の怪我による継続的な入院」とみなされます。したがって、180日経過前に再入院すると、前回の入院時の支払限度日数からカウントが続けられます。そして、診断名が違う病気でも、関連があるとされる場合はやはり同じ病気であるとされてしまいます。

ですが、同じ病気や怪我であっても、前回の退院から180日以上経過した後に、同じ病気で再入院した場合は、「新たな病気による入院」として取り扱われます。新たな保険金の支払いが始まるため、支払限度日数もリセットされます。

支払い限度日数を超えた場合でも、180日経てば限度日数がリセットされるのです。この場合、まったく入院していない期間が180日必要という場合と、前回保険金が支払われた入院の退院日から180日というケースがあります。

この180日ルールは、入院保険の契約者にとって非常に重要なルールとなります。ややこしいかもしれませんが必ず、理解しておかなければなりません。特に、再入院が予見できる疾病では、特にこのルールを考慮に入れておく必要があります。

まとめ

万が一のときに役立つ入院保険ですが、180日ルールや支払日数の限度が設定されていることがあるため、注意が必要です。保険料の節約と保障のバランスをよく考えて万が一のときに後悔しないように自分や家族の保険をチェックして構築していきましょう。