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借りながら家を自分のモノにする!?譲渡型賃貸住宅とは?

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こんばんは、億持ってない億男です。

マイホームを持ってローンを支払っていくか、はたまた賃貸で暮らすか…コストなどを考えたときにどちらのほうがお得なのか、節約になるのかという議論の明確な答えはないのかもしれません。

土地の価格は場所によってかなり差がありますし、ある場所では借りるより買った方がいいこともあるでしょうし、またある土地では賃貸の方がいいというケースもあります。

また、自分のモノにならない賃貸にお金を払うよりローンの方が安心…という精神的なものも考えなければなりません。

今回、ご紹介するのは賃貸だけど一定期間住んだら自分のモノにできるという新しい家の持ち方…譲渡型賃貸住宅についてです。

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譲渡型賃貸住宅ってなに?

譲渡型賃貸住宅とは、一定期間、家賃を支払って住み続けた場合に、物件を貰うことができるタイプの賃貸住宅のことです。あくまでも最初は賃貸住宅ですが、最終的には自分のものになるのが最大の魅力。

つまり、いつまでも自分のものにならない賃貸住宅ではなくて、一定期間住み続ければ自分のモノに出来るという賃貸とローンのいいとこ取りをしたのが譲渡型賃貸住宅です。

譲渡型賃貸住宅には、賃借人、賃貸人双方にメリットがあるため今、新しい住宅確保の方法として注目されています。

借りながらいつかは持ち家に出来るのが賃借人にとっての大きなメリットであり、空室二なるリスクが低いのが賃貸人のメリットということになります。

例えば、家賃10万円の賃貸物件に10年住んだ場合、トータルで支払う金額は1200万円になります。1200万円あれば田舎に中古住宅を持つことができる金額です。そう考えれば、確かに「ローンを払う方がいい」という考え方には一理あるのです。

そこで、注目されているのが譲渡型賃貸住宅ということになります。

譲渡型賃貸住宅では入居時に2つの契約をする

譲渡型賃貸住宅では、入居時に2つの契約をします。ひとつは賃貸契約です。これは、もうご存じのとおり家を借りる契約ですね。

そして、譲渡型賃貸住宅ではもうひとつの契約があります。それが贈与予約契約です。そして、仮登記までするケースもあります。
こうすることで、契約書に定められた期間支払いを続けた場合には、物件を自分のものにすることができるのです。

譲渡型賃貸住宅のメリットとデメリット

譲渡型賃貸住宅のメリットは、物件を自分のものに出来るというだけではありません。まず、住宅ローンを組むときの審査・・・金額が高額なので審査も厳しいわけですが、譲渡型賃貸住宅は最初は賃貸ですから、住宅ローンの審査をパスする必要はありません。金融機関の住宅ローンに通らないと住宅ローンは組めませんが、譲渡型賃貸住宅なら金融機関を通す必要かないのです。

安定収入があるけど、何か理由があって住宅ローンの審査に通らないという人でも譲渡型賃貸住宅ならマイホームを夢を現実にできるかもしれないのです。

譲渡型賃貸住宅の場合、保証人が必要になることもありますが、住宅ローンの審査よりはずっとハードルが低いと言われています。

そして、賃貸契約中の固定資産税などは所有者が支払うので大家さんが税金を支払うことになります。賃貸契約中は、大家さんには物件を使用させる義務がありますから必要な修繕なども原則として大家さん持ちです。これもひとつのメリットといっていいでしょう(賃借人の故意や過失の場合は別)。

譲渡型賃貸住宅のプランニングをする場合、土地や家の間取りなどは自由に設計できるタイプのものも多く、入居者にとって大きな魅力となります。

賃貸とローンのいいとこ取りをしたような譲渡型賃貸住宅ですが、デメリットがないわけではありません。

途中で退去した場合は、その物件の所有権を貰うことは出来ませんし当然、支払った家賃も返ってくることはありません。あくまでも支払いを継続して住み続けることが前提なので、そのあたりはしっかりとした計画を立てる必要があります。

また将来的には自分の物になるとは言っても、その時が来るまではあくまでも大家の持ち物であることはいうまでもありません。リフォームや改築などの自由度は住宅を購入した場合と比較すると低くなります。

まとめ

新しい家の持ち方として注目されているのが、譲渡型賃貸住宅です。譲渡型賃貸住宅とは、入居時に賃貸契約と贈与予約契約を締結し、一定期間、その物件に住み続けて家賃を支払うことで物件を将来、自分のものに出来るという新しい賃貸のスタイルです。

住宅ローンを組む必要がないこと、入居中はあくまでも大家さんの物件なので、税金や修繕などのコストが原則としてかからないといって魅力があります。

賃貸かそれとも購入するか・・・という長年にわたる論争がありますが、譲渡型賃貸住宅という新しい住み方を検討してみられてもよいかもしれません。デメリットがないわけではありませんが、メリットも多いので選択肢のひとつとしてはアリではないでしょうか。