こんばんは、億持ってない億男です。突然ですが、障害者手帳ってご存知ですか？病気や怪我などで身体が不自由になった場合や先天的に身体や耳、目などが不自由な方が、申請することで発行されるのが「障害者手帳」です。障害者手帳の存在は知っているけれどどんな優遇があるのか…病気や怪我のリスクは誰にでもあるもの…今回は障害者手帳についてご紹介していきたいと思います。
障害者手帳はどこが発行するの？
障害者手帳は、どこで貰えるのか…。答えは市役所などの行政機関です。障害者手帳の申請のために必要な書類の中には「医師の診断書」があります。そして、障害者手帳の発行の可否を判断するための重要な書類が医師の診断書となります。ですが、障害者手帳は、病院が発行するのではなくあくまでも行政機関が発行するものになります。
つまり、病院で障害者手帳が貰えるわけではないということです。
障害者手帳の発行は都道府県ですが、多くの場合、申請は市役所で可能です。必要書類を揃えて提出し、１～２ヵ月で結果がでます。発行された場合は障害者手帳を市役所に受け取りに行くことになります。
障害者手帳は、顔写真付なので身分証明書としても使用できます。
障害者手帳で受けられる優遇
障害者手帳を持っていると様々な優遇措置を受けることができます。市町村が提供する行政サービスは市町村ごとに微妙に違うので個別に確認したほうがよさそうです。
障害者手帳で受けられる優遇の主なものとしては
高速料金の割引
自動車税の免除
専用駐車スペースの利用
税金の控除額アップ
などです。
まず、高速料金の割引ですが、これは、高速道路や都市高速、一部の有料道路などで最大５０％の割引を受けることができるというものです。高速道路の割引を受けるためには事前に車両の登録とカードの登録が必要です。そして、割引を受けられるのは本人のみとなっています。
有料道路などでは、料金を支払うときに障害者手帳を提示すれば割引が受けられるケースもあります。
そして、自動車税の免除ですが、ほとんどの都道府県で障害者手帳を持っている人が所有している自動車の自動車税が排気量２５００CCまでは免除されます。２５００CCの自動車税は年間で４万円から４万５千円ですから、これは大きな優遇といえますね。この優遇を受けるためには県税事務所などでの申請が必要となります。
また、障害者手帳を持っていると、市役所や道の駅、その他の公共施設や商業施設の優先駐車場スペースを利用できます。駐車場スペースを利用する際に車内に掲示できるふだを貰えるので、それをダッシュボードやミラーにかけておけばOKです。外観ではすぐに解らない障害がある場合に周囲に誤解をされずに、どうどうと駐車場スペースの利用ができます。
更に、障害者手帳の等級にあわせて税金の控除額がアップします。等級が高いほど控除額が増える仕組みになっています。
他にも、障害者手帳を持っていれば、民間ベースで実施している様々な優遇を受けることができます。割引サービスや施設利用での優遇などは大いに利用するべき物です。そして、こうした割引や優遇があることを、みんなが知っておくことはとても大切なことです。
障害者手帳を持っているデメリットは？
障害者手帳で受けられる優遇についてご紹介しましたが、デメリットはあるのでしょうか。
申請の手間や書類を揃えるために診断書の作成費用がかかるといった点はあります。ですが、申請は基本的に１度してしまえば、いいわけですし、書類もそれほど煩雑なものではありません。
様々な優遇措置があることを考えると申請の手間暇をデメリットといってしまうのは少々乱暴な気もします。
では、デメリットはあるのか…と言われると「ない」が答えです。時々「障害者手帳を持っていたらローンに通らない」なんて噂を聞くこともありますが、ローン審査では信用情報はみられますが障害者手帳の有無をローン審査で問われたなどと言う話は聞いたことがありません。
仮に障害者手帳の有無が審査に影響するとしたら、これこそ大問題！とんでもない差別ということになってしまいます。
まとめ
今回は障害者手帳についてご紹介しましたが、いかがでしたか？
障害者手帳は様々なハンディーがある方のための手帳で、社会的な優遇措置や民間ベースでも様々な優遇を受けることができるものです。
病気や怪我のリスクは誰にでもあるものです。文字化したらあなたが今苦しんでいる後遺症や持病の症状でも障害者手帳が発行されるかもしれません。人で悩まずに相談してみるのはいかがでしょうか。
障害者手帳を貰うことでメリットはありますが、デメリットはほとんどありません。障害者手帳の内容を知識として知っておくことはとても有意義です。