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販売預託商法ってなに?注意点と法改正について

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こんばんは、億持ってない億男です。

以前から、このブログでもマルチ商法やネットワークビジネス、怪しい情報商材ビジネスなどには注意した方が良いと注意喚起してきました。

今回は注意したいモノの売り方と言っても良い「販売預託商法」についてのお話です。販売預託商法については以前から注意が必要だと言われてきた分野でもありました。そして、今回、販売預託商法を禁止する方向で法改正が進んでいるとのこと。

販売預託商法とは何か、そして、万が一の時のための注意点についてご紹介したいと思います。

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販売預託商法ってなに?

販売預託商法とは安愚楽牧場やジャパンライフなどで問題になった商法のことで、今までは「危険だ」とは言われていたモノの法律で禁止されているというものではありませんでした。

預託商法とは、特定の商品や植物の栽培、土地の開発といった事業を対象にして、専門家に委託。そして、その売り上げを分配するという方法で資金を集めて操業するというものです。出資者は、高額の配当金などを目当てにお金を出してしまうというわけですが、実際には自転車操業になっていたり、ビジネスの対象となる商品や植物、土地などが実在しないというケースも見られました。

そのような場合、当然ですが配当金が支払われないとか、出資したものの倒産してしまったということもあります。

また、商品を購入させるような形式をとって実際にはモノは預かっているというタイプのものもあり、蓋を開けてみたらモノそのものがなかったということもあります。

販売預託商法はどうして注意が必要?

販売預託商法は、モノ(商品や養殖、栽培する農産品)などが見えづらいこと、そして、形式としては販売したという形式になるため、会社の内情や経理の状態を知ることが困難であり、被害が莫大になってもなお気づかれにくいという点があげられます。

もちろん、勧誘の際には「元本保証」とか「不労所得」という甘い言葉で勧誘をしてきます。

ですが、確実に儲かるビジネスなどこの世にはひとつもないのです。そんな中で、元本保証だの損をすることがないだのと言っている時点で怪しいわけですが、いざ勧誘され始めるととても美味しい話のように思えてしまうもの。実際に、甘い言葉で騙されてしまう人もいるのです。

解約や解除について、消費者側にとって不利な項目が盛り込まれていることも珍しくなく、一旦契約をしてしまったら、後は配当がくるのを待っていれば自動的に資産が増える・・・といった内容で勧誘してくるケースもあったとか。

悪質な場合、会社の住所や名前が偽物だったというケースもあるそうです。

販売預託商法を禁止する方向で法改正が行われる予定

ジャパンライフや安愚楽牧場で問題になった預託商法ですが「反社会性があること」「気づかないうちに被害が莫大になる恐れがある」として、国会で法改正が行われ、禁止される方向で議論がされています(2020年8月現在)。

改正されるのは、預託法と特定商取引法で消費者庁が度々注意喚起をしてきた、預託商法や販売預託商法、そして、顧客の意図を無視して契約で商品を定期購入されようとするタイプの販売形態についても規制をかけることが検討されています。

契約の解除に規制をかけるような契約ができないようにすることで、消費者を守るというものです。

国民生活センターには、初回だけ格安というタイプの定期購入を契約して、2回目以降は高額に設定されており、規定回数に達するまでは定期購入を解約できないようなシステムの定期購入に関して、たくさんの相談が寄せられていました。

販売預託商法とは別のビジネスではありますが、このような顧客の意向に沿わない形式での販売や契約、定期購入などについても問題視されており、一定の規制がかけられる可能性があります。

2020年8月の段階ではまだ議論されているという状態ですが、このような悪質なビジネスは消費者庁や国民生活センター、そして、国が問題視しているということです。

少しでも「怪しいな」と思ったら、手を出さないことが肝心です。そして、もし、今すでに販売預託商法などで契約をしてしまっている場合は、契約内容を見直して国民生活センターなどに相談するのがオススメです。

まとめ

販売預託商法は以前から、問題視されてきたビジネスではありましたが現行法では規制されていないものでした。

ですが、社会問題化していること、そして、反社会性が強いということから国会で法改正を行い禁止する方向で議論が進められています。契約の解除に関して、消費者側に不利な項目が付されることがある定期購入などについても、問題視されています。

販売預託商法に関しては、被害の実情が見えづらいという難点もあります。また、言葉巧みに勧誘してくることもあります。このようなビジネスにひっかからないように十分に注意をしていきましょう。