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格差は良くないことなのか?資本主義の本質とは

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こんにちは、億持ってない億男です。
みなさんは「格差」という言葉を聞いてどんな印象を持っていますか?おそらく格差という言葉に良いイメージを持っている人はあまりいないでしょう。

そして、多くの人は「格差はないほうがいい」「格差はけしからん」と考えているのではないでしょうか。格差と聞いて「人は平等なはずだ」というのは、理想ではありますが、現実的ではありません。

実際に、日本は資本主義で自由経済の国ですから「格差」はあって当たり前でもあります。格差について考えるときに忘れてはいけないのがこの「資本主義」「自由経済」です。

今回は、日本の基本的な経済システムを踏まえた上で経済的な格差について見ていきましょう。

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経済格差の現状と資本主義について

経済格差という言葉・・・まぁ、確かに気持ちの良い言葉ではないかもしれません。たくさんお金を持っている人と、お金に困っている人がいる・・・どうして平等じゃないの?と瞬間的に思ってしまうものです。

実際に、資本主義社会が成長するにあたって、この経済格差については常に社会問題として認識されてきました。ですが、よく考えてみてください。そもそも資本主義とはそういうものなのです。個人で資産を持つことが許されており、自分で稼いだお金は自分のもの。ビジネスで成功してたくさんの富を築く人がいる・・・。これが資本主義で自由経済です。

対して、共産主義は、すべての財産と生産手段は社会全体で共有です。つまり、共産主義の原則に立ち返れば、階級も格差もないわけです。つまり、格差がない社会は、共産主義という言い方もできるでしょう。

ですが、日本は資本主義で自由経済。個人の努力や才能、運はすべて報酬という形で評価されます。そして、市場は競争の原理に基づいていますので、優れたアイディアなどは巨万の富を生むものとなります。また、働いて結果を出せば報酬を貰えるわけですから「出世したい」「もっとお給料があがればいい」というメンタルが、生産・・・つまり働く原動力ともなるのです。

こうした社会構造の中で、格差が生じるのは実は自然なことなのです。

格差は資本主義の大きな課題

自由な経済活動が認められた資本主義経済。日本はこのスタイルですが、それでも「格差」が社会問題となります。

もちろん、他の国でも同じですが、格差が生じるのは資本主義の課題でもあるのです。もちろん、ある程度の許容範囲であれば「問題」ではないのでしょう。ですが、行き過ぎた格差が生れると社会はうまく回らなくなってしまいます。

例えば、食事もできない人がいる一方で、ゴージャスな宝石を身につけて預金残高もたっぷりという人が同じ国に同じタイミングで存在するとこれは「社会的な課題」になるのです。

それは、お金を持っている人が正当な報酬としてその富を形成していたとしても「そんなに余っているなら困った人に分配するべきだ」という考えが多くの人の心にわいてきます。ですが、自由経済資本主義において、自分のお金をどう使うかはその人の自由です。それでも、この不平等感が「格差はないほうがいい」という感覚の元になっているようにも思えます。

つまり、格差は「ありすぎたらだめ」ということです。経済的な格差が大きくなりすぎると、社会の調和と安定は損なわれて持っていない人の間で不満がたまりやすくなります。その不満は、社会的にはマイナスの要素となります。

つまり、資本主義の最大の課題としての「格差」には許容範囲があるということです。そして、許容範囲を超えた格差が生じた場合は、資源配分など「富を分配する」という方法で、格差を適切に管理し、社会的公正を確保する必要があります。例えば、所得が多い人ほどたくさんの税金を支払う累進課税などはこれにあたります。

例えば、医療や教育などは公正である必要がありますし、基本的な生活水準を整えることが社会に求められるわけです。

持続可能な資本主義って?

資本主義の課題である格差ですが、なかなか難しい問題でもあります。格差が全くない資本主義というのはありえませんし、かといって共産主義とは違う社会を構築する必要があります。

資本主義において、経済が発達するほど格差が拡大するとも言われており、この課題は「資本主義が持続できるか」という問題でもあります。

資本主義の社会が持続して成長するためには、格差を政治や法律などの社会システムでコントロールする必要があるということです。

まとめ

今回は、社会問題でもある「格差」についてお話ししましたがいかがでしたか?格差は資本主義経済においては、あって当然のものです。ですが、行き過ぎた格差は社会の不調和の原因にもなります。

格差はあるのが普通!別の言い方をすれば「格差があるということは、自分が上に行くこともできる」ということでもあります。

格差は資本主義の課題でもありますので、無視できない問題です。ですが、資本主義で自由経済の日本には誰でもっとリッチになるチャンスがあるというメリットも覚えておきましょう。