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お米だけではない!食用油も値上がりしている!

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こんにちは、億持ってない億男です。

最近、スーパーでの買い物中に食用油を見て「えっ?また上がってる…?」「高くなったなぁ」と感じたことはありませんか?最近では、お米の値上がりに注目が集まっていますが、実は“食用油”もかなりのスピードで価格が上がっているもののひとつなのです。

天ぷらや揚げ物、炒め物などの料理には欠かせないのが油です。お米のような主食ではありませんし、普段はあまり意識しない存在かもしれませんが、値上がりすれば家計に響くのは間違いありません。
今回は「なぜ食用油が値上がりしているのか」「どんな影響があるのか」などを解説したいと思います。

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食用油は高騰している?

実は、2024年後半から2025年にかけて、国内の大手食品メーカーが次々と「油製品の値上げ」を発表しています。

「日清オイリオグループ」「J-オイルミルズ」「昭和産業」といった、大手食用油メーカーが相次いで「家庭用・業務用の一部製品の価格改定を行う」と発表しているんです。つまり価格の上昇は避けられないというわけです。

食用油は、お米のような主食ではありませんし、毎日大量に使うわけではない。けれど、なくてはならないものですし、他の何かで代用できるものでもありません。キッチンには「あるのが当たり前」の存在ですよね。だからこそ、価格が上がるとじわじわと負担になってくるのです。

食用油が値上がりすると・・・いろんなモノの価格に影響が?

では、食用油の価格が高騰すると高くなると、私たちの生活にはどのような影響があるのでしょうか?「揚げ物をしなければいい」「食用油を節約する」もちろん、それも間違いではないのですが、他のモノにも影響があるかもしれません。

まず、最もわかりやすいのは、お惣菜の値段が上がる可能性があるということです。
コロッケ、唐揚げ、春巻きなどの定番お惣菜には、たっぷりの油が使われています。油のコストが上がれば、お店側も根明解した分を商品価格に繁栄させるため価格を引き上げざるを得なくなります。

次に影響を受ける可能性があるのが、外食やファーストフードのメニュー価格です。
特に、揚げ物系のメニューを多く扱う飲食店では、原材料費の上昇が直撃してしまいます。ファーストフードや定食屋さん、そして、揚げ物を扱っているうどん屋さんなども食用油の価格高騰の影響を受けやすいと言えるでしょう。

つまり、食用油の価格高騰は、家庭の食費だけでなく、外食やテイクアウトといった“全体的な食品の価格”にじわじわと影響を与えているのです。

どうして値上がりしている?

ここで気になるのが、「なぜ、油の値段がこんなに上がっているのか?」という点ですよね。原因はいくつかあり、実は世界的な問題が背景にあります。

まず、食用油の原料となる大豆や菜種、パーム油の原材料作物の不作です。最近の、異常気象による干ばつや大雨の影響で、原料となる大豆の収穫量が大きく落ち込んでいます。

市場は需要と供給のバランスで成り立っていますから、原材料が不足すれば、それをもとに作られる食用油の価格が上がるのは自然な流れです。

さらに近年、中国での人口増加で、食用油の需要が急増しています。人口が多いとその消費量も多くなるため、原料の“奪い合い”ともいえる事態が起こっているのです。

大きな人口を持つ中国が大量に原材料を買い付けることで、当然ながら日本が仕入れる価格も高くなります。こうしたグローバルレベルの需給バランスの変化が、じわじわと私たちの食卓に影響しているのです。

そして、ウクライナ戦争も無視できません。

ウクライナは世界有数のひまわり油の生産国ですが、戦争によって農業の生産と輸出が大幅に減少しています。ロシアの攻撃で港が使えなくなったり、安全に航行できなくなったりして、流通に影響が出ています。

つまり、天候不順、国際情勢、需要の変化といったさまざまな要因が重なり、いま私たちが使っている食用油の価格に影響を与えているのです。お米だけでもつらいのに食用油まで・・・と思ってしまいますが、その背景には複数の問題があるため、なかなか解決しないかもしれません。

まとめ

今回は、食用油の高騰についてお話ししました。食用油は、家庭で毎日使うものだけに、「少しの値上がり」がじわじわと家計に響いてくるのが油の特徴です。お米のような主食ではないものの、やはり値上がりは家計に影響します。

値上がりの背景には、原材料の不作や中国での需要増加、さらにはウクライナ情勢など、世界的な問題が複雑に絡んでいます。
また、食用油の価格が上がることで、お惣菜や外食、ファーストフードなどの値段にも影響が出てくる可能性があるため、全体のコスト上昇に繋がる可能性は否定できません。

今後の状況は不透明ですが、スーパーの特売日をうまく活用したり、油の使用量を見直したりするなど、工夫を積み重ねることで、少しでも節約につなげましょう。

参考資料:NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220621/k10013681591000.html