こんにちは、億持ってない億男です。
もしあなたが知り合いから「お金を貸してほしい」と言われたらどうしますか?
「断る」という人が多いかと想像しますが、もし…という想像ベースのときは「貸さないよ!」と思えても、実際に頼まれると断りづらいというケースは多いのです。
もちろん、事情や相手との関係にもよるわけですが、相手の事情をよく知っていればいるほど断りづらいもの。
今回は、知り合いや友人、親戚などからの借金の申し込みについて…つまり、個人間融資についてのお話をしたいと思います。
個人間融資…どんなときならOKする?
個人間融資は違法ではありません。当事者同士が合意しており、金利が法律に違反していなれけばもちろんOK。契約書などがなくても、お金を貸した時点で金銭消費貸借契約となります。
もちろん、個人間融資でも返済の約束は守る必要がありますし、逆に暴力的な取り立てなどは認められていません。
では、どんなときならお金を貸しますか??よくあるのは「財布を忘れたからランチ代を貸しておいて!」といったもの。このくらいなら信頼関係がある相手なら「OK」って人も多いのではないかと思います。
他にも本人のせいではなく本当に困っているとき…例えば、災害にあって困っている場合や犯罪に巻き込まれてしまった場合なども、助けてあげたいと思うかもしれません。
もちろん「何があっても貸さない」という人もいらっしゃると思いますが、やはり多くの場合、お金を貸すかどうかは状況と金額によるのです。そして、相手との関係性も判断に影響します。たとえば、自分な過去に助けて貰ったことがある相手だったら断りにくくなります。
では、逆に貸さないのはどんなときか…相手との信頼関係がない場合や、お金が足りない原因がギャンブルや豪遊だったら…貸したくありませんよね。また、相手がすでに多重債務者だったり、他の人からもお金を借りているというときも貸さない選択をする人が多いでしょう。
個人間融資はトラブルになりやすい?
個人間融資はトラブルになりやすいと言いますが、法律的には個人間融資も銀行融資も同じように、返す義務はあります。そして、貸した側も違法な取り立てなどはできません。
ただ、個人間融資の場合は銀行や消費者金融と異なって「人間関係」があります。銀行や消費者金融はビジネスですから、人間関係には影響しません。
ですが、個人間融資の場合、相手とのパワーバランスが変わることもありますし、返せなかった場合に信頼関係が崩れたり、共通のコミュニティの中での立場が変わることもあります。これが一生関わることになる親戚からの融資だった場合は、自分だけでなく家族にも影響するケースもあります。
また、個人間融資の場合、双方に法律の知識がなくついついどちらかが違法なことをしてしまう可能性もあるわけです。
個人間融資がダメ!とは言いませんが、トラブルになりやすい側面があることは事実なので、特に金額が大きい場合はしっかり書面で契約する…などの対策をとりましょう。
断りづらいけど断りたい!どうする?
お金を貸すかどうかは個人の判断ですが、状況によっては本当に断りにくいものです。
断ることで相手との関係が壊れるのが嫌だと思うこともあるでしょうし、かといって貸すとトラブルになるかもしれない。
それが生活費などの必要経費だった場合は、断る相手の生活がままならなくなるのでは?となんとなく罪悪感を持ってしまう人もいます。
「そんなのはっきり断ればいい!何も悪くないしお金を借りようとする人なんて切ってしまえ!」と言われそうですが、現実問題としてコミュニティや人間関係はそんなにシンプルではありませんし、お金を借りようとするから悪人というわけでもないのです。
断りにくいときは「自分にもお金がない」と伝える「トラブルになりやすいし辞めておこう」と断る方法があります。
「貸してあげたいけどお金がないの」と言えば、相手も悪い気はしないでしょう。ただ、あなたが明らかに生活に余裕があるのが解る場合は、これは逆効果。例えば、旅行したりブランドバッグを買っている人が「お金がない」なんて言っても説得力がありません。
そんな場合は「トラブルが怖い」というほうがスムーズです。
断るのは胆力がいるかもしれませんが、納得して貸せないならはっきり断りましょう。
まとめ
今回は個人間融資についてのお話しでした。机上の空論のようにはいかないのが個人間融資。銀行などと違い相手との人間関係やコミュニティ内でのバランスが影響するデリケートな問題です。
個人間融資は悪いことではありません。事情があって力になりたいときに相手を助ける有効な方法にもなり得ます。ですが、トラブルになりやすい側面もあるため、貸すなら納得してから貸すこと。納得できないならはっきり断るようにしましょう。