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銀行での組み戻しってなに?いうっかり誤送金してしまった場合対処法

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こんにちは、億持ってない億男です。

スマホやインターネットバンキングの普及によって、銀行振込はとても簡単にできるようになりましたよね。以前のようにわざわざ銀行の窓口に行く必要はなく、自宅や外出先から数タップで送金が完了してしまいます。待ち時間もなく自宅から送金できる・・・本当に便利な時代になりました。

しかし、便利になったからこそ、操作ミスをしてしまうこともあります。たとえば、口座番号を1桁だけ間違えてしまったり、振込先に見覚えのない名前が表示されたのにそのまま送金してしまった、なんてケースも実際に起きています。これは、もし窓口で手続きをしていれば、起こりにくいトラブルです。

こうした誤送金は、誰にでも起こり得る身近なトラブルです。
今回は、誤送金をしてしまった場合の対処法である「組み戻し」という手続きについてわかりやすく解説していきます。

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銀行の組み戻しとは?

「組み戻し(くみもどし)」という手続きを聞いたことはありますか?組み戻しとは簡単に言えば銀行の振込そのものを取り消してお金を戻してもらうという手続きのことです。
たとえば、誤って他人の口座にお金を送ってしまった場合などは、組み戻しをすることで
お金を自分の口座に戻してもらうことができます。

ただし、組み戻しは「送金のキャンセル」ではありません。あくまでも、戻してもらう手続きなのです。だから「取り消し」ではなく「組み戻し」なんですね。

・相手の口座番号を間違えた
・取引先の名前を誤入力した
・金額を間違えた

こういった場合は、気づいた時点ですぐに銀行へ連絡して「組み戻し」の手続きをとることができます。

組み戻しは原則窓口で手続きする

組み戻しの手続きは、振込をした本人が銀行の窓口に行って手続きを行うのが原則です。窓口がないネット銀行の場合は問い合わせをしましょう。
ネットバンキングやATMから誤って振り込んだというケースでも、組み戻しの手続きはネットでは完結しないケースが多いようです。

ネットバンキングの場合、サポートセンターへの電話でも手続きが可能なケースもあります。どのような場合でも。誤送金に気づいたらできるだけ早く銀行に連絡することが大切です。

組み戻し手続きの流れ

・銀行の窓口で「組み戻しをしたい」と伝える
・振込内容の確認(送金先口座、金額、振込日時など)

・本人確認書類(免許証・保険証など)を提示
・組み戻し申請書
・銀行が振込先口座の相手に「組み戻しに同意するか」を確認

というのが一般的な組み戻しの手続きの流れです。
ここで注意したいのが、例え間違いであったとしても、相手の同意がなければ組み戻しができないということです。

もし相手が同意しなかったら?

銀行は「振込が間違っていたということが確認できていたとしても、口座の持ち主に確認せずに口座のお金を動かすことはできない」ため必ず相手の承諾を取る必要があるのです。

送金の操作をした本人が「間違いでした」と申し出たとしても、一度相手の口座に入ってしまった以上、同意が必要です。

つまり、相手が返金に応じなかった場合は組み戻しはできないのです

もちろん、その場合には「不当利得返還請求」という法的手続きができます。これは「理由がないお金であるから返してほしい」ということです。

ただし、裁判や調停が必要になる可能性は否定できませんし、法的措置ともなれば時間や費用がかかるため、誤送金の金額が小さい場合は泣き寝入りというケースも0ではないようです。

もちろん、不当利得は法的には正しくない行為です。最終的には不当利得返金請求という方法で返してもらうことができるわけですが、この場合は大変な手間がかかることになります。

組み戻しには所定の手数料がかかる

そして注意したいのが「組み戻し」は無料ではないということです。銀行によって異なりますが、一般的には660円〜880円程度の手数料がかかります。

また、組み戻しが成功した場合でも、返金が即日ではないケースもあるため注意しましょう。

まとめ

誤送金は、誰にでも起こり得る身近なミスです。特に、ネットバンキングで自分でスマホやPCを操作している場合はうっかり入力ミスは起こりえるものです。そんなときは、銀行の「組み戻し」という手続きを使って、送金を取り消せる場合があります。ただし、組み戻しには相手の同意が必要なため、手続きさえすれば必ずお金が戻ってくるとは限りません。また、組み戻しには手数料がかかります。だからこそ、日頃から振込先の口座番号や名義をよく確認し、少しでも違和感があればすぐに銀行へ連絡しましょう。念のため明細や画面の保存もしておくと安心です。ちょっとした注意が、大きなトラブルを防いでくれますよ。