こんにちは、億持ってない億男です。
会社員の方であれば、誰でも知っておきたいのが給与のことです。貰うのが当たり前になっていて、給与について深く考えたことがないという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、会社員なら知っておきたい給与について紹介します。3つのポイントに絞って取り上げるので、日頃から給与に疑問を持っている方や会社員の方は、ぜひご覧ください。
1.給与と給料の違い
まずは、意外と知られていない給与と給料の違いから紹介します。給与と給料は似た響きがしますが、違う言葉なので当然意味も違います。給料の意味から紹介していきましょう。毎月会社から振り込まれてくるお金のことを給料と言う人が多いですが、実はこれは給料ではありません。給料とは、基本給のことを指します。給料は、正規の勤務時間に対する報酬のことです。残業代や各種手当などを差し引くと、この給料に該当する金額になります。給料は最初に定められることが多いため、基本給が変動することはあまりありません。人から給料を聞かれたら、基本給のみを答えるのが正しいです。
一方で給与とは、どのような意味なのでしょうか?給与は、働いている会社から振り込まれる全てのお金のことを指します。給与には、基本給だけでなく、各種手当や残業代、ボーナスなども含まれるのです。また、給与に含まれるのは、現金だけではありません。時には自社製品などがボーナスとして支給されることもあるでしょう。これは現物給与という扱いになり、給与に含まれるのです。このように、給与は会社から支給される全てのお金を指しています。会社員でもこの違いを知る人は少ないので、知っておきましょう。
2.何かと引かれる源泉徴収とは
会社員の給与は、額面と手取りに分けて表現されることがあります。これは額面の給与から税金が引かれて、手元に振り込まれるからです。給与明細書を見ると、税金が引かれていると思います。会社員の場合は、会社が毎月の給料から所得税を引いて、国に収めているのです。このことを源泉徴収と言います。自営業の場合は、自分で計算して収めなければなりません。しかし、会社員の場合は、会社が代わりに行ってくれるため、自分で作業をする必要はないのです。
会社は年末になると、それぞれの従業員の所得税について調べます。給与所得と税金などの収支を確認し、これを年末調整と呼ぶのです。年末調整という言葉は、会社員なら聞いたことがあるでしょう。年末調整とは、この確認作業のことだったのです。会社員は給料から所得税だけでなく、社会保険料や住民税も天引きされます。時には、天引きされすぎてしまうこともあるのです。引かれすぎると、年末調整によりお金は戻ってきます。このことを還付金と呼ぶのです。年末調整が終わると、1年間の税金の支払いが終わります。これが源泉徴収の一連の流れです。ここで紹介したことを理解しておけば、会社員でも最低限の税金の流れを知ることができます。
3.会社員でも節税できる控除
会社員は給料に対して税金がかかりますが、全額を対象にするのではなく、対象額を減らすことはできます。そのことを控除と呼ぶのです。つまり、控除を利用することで会社員でも節税ができるのです。その結果、給与を減らさずに済みます。代表的な控除を4つ紹介します。
1.医療費控除
控除の中で最も有名なのが医療費控除です。医療費が10万円以上、もしくは医療費が所得の5%以上で控除が適用されます。医療費控除の範囲は家族も含まれるので、10万円を超えることは珍しくありません。
2.社会保険料控除
会社員の場合、社会保険料の控除は年末調整で済んでしまいます。子どもが20歳を超えて国民年金保険料を払っている場合などは、控除が適用される可能性があるのです。この場合は、控除の申請をしましょう。
3.生命保険料控除
家族がいる場合、一家の大黒柱が死亡してしまうと、家族を養っていけません。そのため、生命保険に入っている場合があります。生命保険も控除の対象になるため、会社員は利用することが多いです。
4.寄付金控除
近年流行っているのが、ふるさと納税です。誰でも利用できる手軽さから、会社員の控除として浸透しています。納税の代わりに得ることができる豪華な返礼品は、ニュースにもなっています。
まとめ
会社員なら知っておきたい給与について解説してきました。会社員にとって、給与はとても大切なことです。だからこそ、ここで紹介した給与に関連する3つのことは、会社員なら知っておきたいことでしょう。源泉徴収や控除などは、会社員だと勉強する機会がありませんが、損をしないために最低限のことは理解する必要があります。会社員にとって給与は人生の大切な一部なので、この記事で紹介したことを忘れないでください。