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借金を背負ってしまった時の救済!家を残せる”個人再生”について

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借金を背負ってしまった時の救済!家を残せる”個人再生”について

こんにちは、億持ってない億男です。
借金を背負って途方に暮れる…誰だってそんな体験はしたくないものです。ですが、投資にもビジネスにもリスクはつきものですから、万が一の時のことは知っておいて損はありません。今回ご紹介するのは、国の制度として法律で認められている”個人再生”についてお話します。もちろん、一生使うことがないほうがいい制度ではありますが、知っておいて損はありません。

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個人再生ってなに?

個人再生とは、民事再生法13章に規定されているものです。
個人債務者の借金の返済負担を減らして返済計画の立てて生活の再生を図るというものです。ここだけ聞くと「自己破産」と似ているような気もしますが、個人再生と自己破産は似ていますが全く別の制度です。

個人再生でも、自己破産と同じように裁判所を通じての手続きが必要です。裁判所を通じて所定の手続きを踏むため、正当な方法ですので安心してくださいね。

自分で債務を整理する「任意整理」より効率的に借金の減額が可能で、ローンが残ってる自宅かある場合には、ある一定の条件を満たせば家を残せるのが個人再生の魅力です。

借金を背負って苦しんでいるけれど、家を手放すことができないという方や、事実上、引っ越すことができないという方もいらっしゃることでしょう。個人再生の適応には一定の条件はあるものの自宅を残せる可能性があるという点において、自己破産とは違うのです。

個人再生…という名前の通り、個人の生活を再生させて新しく生活ができるように支援するための法律が個人再生なのです。

裁判所を通じての債務整理手続きと聞くと、暗くてなんだか辛そうなイメージがあるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。

個人再生をするとどうなるの?

個人再生の手続きをすると

 借金が5分の1まで減額される(最大10分の1)
 住宅や車を手放す必要はない
 手続きを始めると取立や強制執行がなくなる

というメリットがあります。

借金がどのくらい減額されるかは、借金の額によって異なっており

小規模個人再生手続の場合
およその目安として,借金などの総額(住宅ローンを除く)に応じて、借金などの総額が
100万円未満の人・・・・・・総額全部
100万円以上500万円以下の人・・・・・・100万円
500万円を超え1500万円以下の人・・・・・・総額の5分の1
1500万円を超え3000万円以下の人・・・・・・300万円
3000万円を超え5000万円以下の人・・・・・・総額の10分の1

(引用:裁判所 http://www.courts.go.jp/sendai/saiban/tetuzuki/kozinsaisei/)

となっています。

住宅ローンの金額が5,000万円以下であること、そして、将来にわたり継続的に収入を得る見込みがあることが条件となっています。

住宅ローンの金額は減りませんが、それ以外の借金を減らして返済計画を立てていくというものです。裁判所の手続きを経ることになるので、財産の調査なども行われますが家や車を残して生活を建て直すことができる個人再生は、失敗してしまった時の大きなセーフティーネットとしての機能を果たしています。

ちなみに…自己破産の都市伝説のように語られることかある「旅行に行けない」とか「選挙権がなくなる」という話しがありますが、個人再生でも自己破産でもそのようなことはありません。

個人再生のデメリット

借金が減額されて、家と車が残せて…そして、生活の再生ができるという個人再生ですが、デメリットが全くないという訳ではありません。

デメリットとしては

 最長で10年は借り入れやクレジットカードの使用が難しくなる
 官報に名前が載る
 安定収入がなければ利用できない
 負債が5,000万円まで

があります。

個人再生の手続きをすると、信用情報機関に個人再生をしたことが記載されるためいわゆる「ブラックリスト」に載ります。ブラックリストは、最低でも5年、長い場合は10年消えないので借り入れやクレジットカードの契約ができなくなります。預金からそく支払いがされるデビットカードや電子マネーなどは利用可能です。

そして、あまり見ている人はいないとは思いますが、個人再生をすると官報に名前が載りますので、誰かに知られてしまう可能性が0ではありません。

また、個人再生は、安定収入があることと負債の総額が5,000万円以下という規定があるため、これに該当しない人は利用できないのです。安定収入がないひとや負債が5,000万円以上の方は、任意整理か自己破産をするほかありません。

まとめ

個人再生は、家や車を手放さずに借金の減額をして個人の生活の再生をするという法律で認められた債務整理の方法です。

債務整理…あまり考えたくないものではありますが、投資やビジネスにはリスクがつきものです。万が一のときにどんな方法があるのかを知っておくことは、これから長い人生の中で、お金とうまく付き合っていく上でとても大切なことです。こんな債務整理の方法があるんた…ということを知識として知っておいて損はありません。