スポンサーリンク

ご祝儀は奇数がよいとされる理由は?お祝いのマナーをもう一度見直しましょう

スポンサーリンク

こんにちは、億持ってない億男です。

結婚式やお祝いの席に出席する際に欠かせないのが「ご祝儀」です。金額や包み方、さらには渡し方まで細かなマナーがあり、「本当にこれで正しいのだろうか」と不安になった経験がある方も多いのではないでしょうか。
せっかくの祝い事ですから、マナーを知らずに水を差すようなことはしたくありませんよね。

よく「ご祝儀は奇数にするのが良い」とよく言われますが、なぜ奇数なのか、意外と知られていない理由があります。この記事では、ご祝儀の基本から奇数の意味、そして数字以外で気をつけたいマナーまで、改めて確認していきましょう。

スポンサーリンク

そもそもご祝儀とは?

ご祝儀とは、結婚式や出産、新築、進学など、人生の節目に贈るお金や品物です。お祝いの意味を込めたプレゼントの一種です。
特に結婚式でのご祝儀が代表的で、新郎新婦に対して「これからの生活を応援したい」という気持ちを込めて渡されるものです。結婚式では、食事代などの費用の一部として支払うイメージもあるかもしれません。また、場合によっては結婚式に参列しなくてもお祝いを渡すことがあります。

ご祝儀は単なる金銭の授受ではなく、心を形にした贈り物でありその人との関係をよくするためのものです。そのため、金額や渡し方には「相手への敬意」や「祝いの心」を表す意味合いが込められており、古くから守られてきたマナーやしきたりがあります。特に金額については、単に多ければ良いというものではなく、縁起を意識した工夫がされているのです。

ご祝儀は奇数と言われる理由

ご祝儀の金額を決めるときに「奇数にするのが望ましい」と言われています。これにはもちろん理由があるのです。

ひとつ目は「奇数は割り切れないから」です。偶数は割り切れるため「別れる」「割れる」という意味につながりやすく、結婚などの門出を祝う場には適切ではないとされていきした。奇数は割り切れないため「縁が切れない」「夫婦が分かれない」とされているのです。

そしてもうひとつは「陰陽五行説」からきた考え方です。古代の中国から伝わったとされている陰陽五行説で、偶数は「陰」奇数は「陽」とされ、奇数の方が縁起の良い数字と考えられてきました。こうした思想が文化や風習に取り入れられ、ご祝儀には奇数が良いと広まっていったという説もあります。

こうした背景があるため、ご祝儀の金額は「3万円」「5万円」「7万円」といった奇数が選ばれることが多くなっています。もちろん地域や家族の考え方によって差はありますが、お祝いは奇数にしたほうがいいでしょう。

数字だけじゃない!ご祝儀のマナー

ご祝儀で大切なのは金額だけではありません。お祝いの気持ちをマナーを守って伝えるためには、他にもルールがあります。

まずは「袱紗(ふくさ)に包む」ことです。ご祝儀袋をそのままバッグやポケットに入れるのは失礼とされており、必ず袱紗に包んで持参するのが正式なマナーです。袱紗には紫や赤、ピンクなどがあり、慶事の場合は暖色系を選ぶのが一般的です。もちろん、お祝いはそのまま現金を渡すのではなく、ご祝儀袋にいれてください。封筒ではなく、水引がついているおめでたいデザインのものを使用します。

次に「新札を用意する」ようにしましょう。しわや折れ目のあるお札は「準備不足」と受け取られることがあるため、銀行で両替してピン札を準備しておきましょう。祝い事については準備をしていることが前提であるため、古札は望ましくありません。新しいお札で「新しい門出を祝う」という意味合いも込められています。

さらに「お札の向き」にも注意が必要です。ご祝儀袋の中で肖像画が表向き、かつ上向きになるように入れるのが正しいとされています。

こうしたルールは非常に細かいことに感じるかもしれません。ですが、知っておいて損はありませんし、相手への敬意を示す大切なマナーとされています。仮に自分が気にしないという場合でも、相手がマナーを気にするタイプということは十分考えられます。ひいては自分の評価にも繋がるため、しっかり確認しておきましょう。

まとめ

ご祝儀は、単にお金を渡す習慣ではなく「祝いの心」を形にした大切な贈り物であり、相手との関係をより深めるためのものでもあります。
ご祝儀で包む金額は奇数がよいとされていますが、これには理由があります。まず、割り切れない数字が「縁が切れない」ことを表していること、そして、陰陽五行説においても奇数が「陽」で縁起が良いとされているからです。

しかし、気をつけるべきは数字だけではありません。袱紗に包んで持参することや新札を用意すること、お札の入れ方やご祝儀袋の選び方など、細やかなマナーも大切です。こうした一つひとつの心配りが、相手への敬意やお祝いの気持ちを伝えることにつながります。

ご祝儀は、相手の人生の節目を祝福するための大切な習慣です。数字の意味やマナーを理解し、正しく準備することが大切です。次にお祝いの場に参加する際には、今回のポイントを思い出しながら、ご祝儀の準備をしてみてください。