非常用持ち出し袋に「お金」を入れていますか?

こんにちは、億持ってない億男です。

2023年の年始は大きな地震のニュースで心を痛めることになりました。まず、被災された方とのお見舞いと、お亡くなりになられた方に心からお悔やみ申し上げます。

日本は災害が多い国と言えるでしょう。特に、地震に関しては世界でも有数･･･。日本で生まれ育って生活していれば規模の大小はあれど、誰しも一度は地震を体験するといってもいいかもしれません。

そして、毎年のように台風もきますし、火山も多い国です。日本はとても治安もよく良い国ですが、災害という面から見たら「備え」が必要な場所でもあります。

今回は、私達がしておくべき災害への備えとして「お金」があるということをお話していきます。

非常用持ち出し袋にお金?

皆さんは非常用持ち出し袋を用意していますか?

非常用持ち出し袋に入っているものといえば･･･日持ちする食料や水、最低限の衛生用品やホイッスル、手回し充電ができるラジオなどでしょう。他にも、ラップや女性であれば生理用品、持病がある方はお薬なども入れておきたいところですが、もうひとつ入れておきたいものがあります。

それは「現金」です。

「え?現金なんて役に立たないでしょ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、札束を握りしめていてもお腹が満たされるわけではありませんし、電気の代わりになるわけでもない。

ですが、実は非常用持ち出し袋にはある程度の現金を入れておいた方がいいのです。というのも、災害に見舞われたとしても、お金が必要になるシーンは意外とあるからです。

災害時にはATMは利用できなくなる可能性大です。そして、PayPayなどのキャッシュレス決済やクレジットカード決済も停電した場合は使えません。となると、物を購入する時には「現金」ということになります。

実際に、被災した経験がある人にお話を伺ったことがあるのですが、現金は必要という回答でした。もちろん、多額の現金を非常用持ち出し袋に入れておくのは防犯上よくありません。ですが、できれば家族の人数を考慮して現金は入れておく方がいい。

たまたまお財布の中にお金が入っているタイミングで災害が起こるとは限りません。こちらの都合など待ってくれないのが災害ですから、非常用持ち出し袋には現金。できれば、万札ではなく千円札や小銭に分けておいておくのがおすすめです。

義援金は貰える?

災害にあってしまった場合、復興するにあたって「義援金」が貰えるケースがあります。これは、災害から生活を立て直すための資金として配分されるものです。多くの場合、市役所などの公的な機関が窓口になりますが、被災してすぐに現金が貰えるというわけではなく、しばらく経ってから分配されます。

義援金を貰えるから現金をもってなくても大丈夫でしょ･･･と考えるのは危険。特に、災害の程度にもよりますが、支援物資などが届きはじめるまでに数日かかることもあります。その間に、スーパーやコンビニで必要なものを購入することもありますし、電気が使えなくなるかもしれないわけですから、やはり現金を用意しておく方がいいでしょう。

現金以外にも必要になるこんなもの

非常用持ち出し袋の中にいれておきたいもの･･･一般的なものと現金の他にももうひとつあります。それは身分証明書のコピーです。

災害のときにも必要になるのが「身分証明書」です。運転免許証や保険証、マイナンバーカードなどのコピーも入れておきましょう。いつどういう形で災害が起こるか解りませんから、コピーでもいいので身分証明書は用意しておくべき。災害時は非常時ですから、コピーでもOKというケースもあるといいます。
もちろん、原本があればそれが一番ですが、お財布やバッグを持ち出せなくても、非常用持ち出し袋にコピーが入っていれば役に立つシーンがあるかもしれません。家族全員分の身分証明書をコピーして用意しておきましょう。このコピーは定期的に確認して最新のものを入れておくのも大切です。

他にも、お薬手帳や母子手帳のコピーも入れておくと安心です。ついつい、非常用持ち出し袋となると便利グッズにばかり気を取られますが、こうしたものも忘れないようにしたいですね。