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国会でも議論された「悪質ホスト」とは?

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こんにちは、億持ってない億男です。

「悪質ホスト」という言葉をご存じでしょうか?ホストといえば、主に女性客を接客する夜のお店で接客のスペシャリストのお兄さん達が働くというモノ。別にホストクラブが違法というわけではありませんし、多くのホストさん達は接客のスペシャリストとして顧客に特別な時間を提供しています。

ですが・・・最近では、悪質ホストが問題になっています。この悪質ホストですが、とうとう国会で議論されるほどの問題になっているんです。

健全なホストであれば節度を持って楽しめばよいわけですが、悪質ホストには注意が必要です。今回は、被害者が増えている悪質ホストについてのお話です。

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悪質ホストってなに?

悪質ホストというのは、女性に無理に売掛金を負わせて最終的に風俗店で働くように仕向けるというものです。

悪質ホストは、女性に必要以上に接近して顧客とホストという立場を超えるような関係を匂わせて恋愛感情を抱かせた上で、売掛金・・・つまり、ツケで高額なお酒を飲ませたりお店を利用させるのです。もうこの時点でプロのホストとしてはあり得ないことですが、この売掛金を支払わせるために、最終的に風俗店に追いやるというのです。

女性が例え、風俗店で働くことになったとしても、自分に貢がせて売り上げにすればそれが自分の利益になるというわけです。

この売掛金ですが、お店へのツケではなくホスト本人が代金を立て替えているというケースもあります。つまり、利用者にとっては借金なのです。ホストクラブの費用は高額ですから、追い込まれてしまうともう風俗店や売春をしないと支払えないような巨額な売掛金(借金)を背負ってしまう女性もいるのです。

もちろん、すべてのホストクラブがこんなことをしているわけではありません。ですが、風俗店で働かせたり、売春をさせてまで自分に貢がせるという悪質なホストが存在するのもまだ事実です。

また、風俗店や売春以外にも、ホストに貢ぐために犯罪に手を染めてしまう人もいるといいます。

国会でも議論された

主に若い女性を狙っている悪質ホストの問題ですが、恋心を抱かせてから売掛金という借金を背負わせるという悪質なもの。

この背景にあるのが、成人年齢の引き下げです。悪質ホストがターゲットにしているのは18歳から20歳程度の若い女性が多いといいます。
成人年齢が引き下げられたことで、18歳以上になれば自分で借金もできますし、契約もできます。従来なら20歳以下の契約なら取り消せたのですが、今ではその年齢も18歳に引き下げられています。

人生経験も社会経験もまだ乏しい女性をターゲットにしているという背景があることから、国会での議論がなされたのです。現時点では、組織犯罪処罰法などで対応しているケースもあります。また、国会での議論で消費者庁は「消費者契約法」での取り消しができるとしています。

恋心をわざと抱かせて売掛金を積み上げてから風俗店などで働くしかないほどの借金を背負わせるというのは、社会的に見ても許されるものではありません。

もし、悪質ホストにひっかかってしまったら?

もし、悪質ホストの被害に合ってしまったという場合は、無理をして売掛金を支払おうとするのではなく消費者センターや弁護士に相談することをおすすめします。

悪質ホストの問題はすでに社会問題になっているともいえますし、国会の議論では消費者契約法で取り消しができると言及されています。この消費者契約法で取り消しは年齢にかかわらず条件を満たしていれば利用できますので、自分がお店を利用した代金だから払うしかないと思う必要はありません。

一人で抱え込んでしまうとどんどん追い込まれてしまって、半ば強引に風俗店で働くことになったり、売春に手を出してしまうということもあります。顧客に返済能力を明らかに超えた売掛金という借金を背負わせて、風俗店などに誘導するのは常識的に見てもおかしいということです。

国会で問題になったということで、これから悪質ホストやこれに類似する方法での悪質なビジネスに関して警告や摘発が行われるようになっていくかもしれません。

まとめ

今回は、今、若い女性をターゲットにした悪質ホストに関する問題についてお話ししました。成人年齢の引き下げなどもあり、社会経験が少ない若年層に売掛金という借金を負わせて風俗店などに誘導するという悪質ホストが問題になっています。

ターゲットの女性に恋愛感情を抱かせて貢がせるという悪質なやり方は、常識的に考えて許されるものではありません。国会でも議論になった問題で、消費者庁は「消費者契約法で取り消しができる」という発言もありました。

強引なやり方をするホストクラブを利用しないこと、そして、被害にあってしまっても売掛金だから自分が支払うしかないと抱え込まずに法律的に解決するようにしましょう。